ガチガチの肩甲骨をほぐすストレッチ

皆さん、こんにちは!健スマ整骨院 施術師の立入です。
「肩甲骨」という骨はほとんどの人が聞いたことがある骨だと思います。
しかし、この肩甲骨がどのような役割があり、固まってしまうと一体どのような症状がでるのかご存知でしょうか?
今回は「肩甲骨」が体に対して及ぼす影響をまとめた上で、ストレッチの方法を伝授させていただきます!
ー目次ー
(1)肩甲骨が固まるとどうなるのか?
(2)肩甲骨が固まる原因
(3)肩甲骨のストレッチ
(4)まとめ
肩甲骨が固まるとどうなるのか?
肩甲骨が固まってしまうことで様々な症状が出てくる中でも、下記の5つの不調をまとめてみました。
肩こり
肩こりの原因になる筋肉は肩甲骨に多くついています。
ですので、肩甲骨の動きが悪くなると、それらの筋肉がうまく作動しないようになり、徐々に固まり、血流が悪くなってきて最終的にコリになります。
さらに、肩甲骨は肩の動きに大きく関係しますが、それが動かなくなることで肩を動かす筋肉に通常より大きな負担もかかるので疲労を起こし固まります。
脳力の低下
呼吸をするときは胸郭と呼ばれる胸回りの骨が膨らんだり、縮んだりしています。
肩甲骨は胸郭と関節を作るため、肩甲骨の動きが悪いと胸郭の動きが制限され、呼吸が滞り、脳へ酸素が供給されなくなるため脳の働きが低下します。
基礎代謝の低下
肩甲骨周辺にある「褐色脂肪組織」と呼ばれる組織はエネルギーを産生するミトコンドリアという細胞が多く存在しておりますが、その周囲の筋肉が固まることで機能が低下し基礎代謝が低下します。
四十肩・五十肩になりやすい
肩甲骨が固まり、外に開いた状態になると、肩が前に出てしまい、巻き肩という状態になります。
その状態で肩を上げると、肩の骨同士でぶつかり肩の周囲に炎症が生じます。
それを放置すると、肩がどんどん拘縮して五十肩に発展します。
睡眠の質の低下
肩まわりの筋肉が過度に緊張を起こすことで交感神経という、特に日中に働く活動的な神経が興奮を起こし、リラックスできなくなります。
肩まわりを緩めることで、反対に睡眠時など夜間に働く副交感神経が活発になり、リラックスしやすくなり、睡眠の質が上がります。
肩甲骨が固まる原因
肩甲骨が固まる原因の多くは姿勢の悪さです。
デスクワークなどで前屈みの時間が長時間続き、肩甲骨が外に開いた状態が長くなることで、肩甲骨の動きが悪くなっていきます。
これは、肩甲骨を内側に引き寄せる菱形筋(肩甲骨の正しい位置を保っている筋肉)という筋肉がうまく作動しなくなることで、僧帽筋(肩こりの代表的な筋肉)に負担がかかり肩こりなどにもつながるのです。
肩甲骨の固さのチェック
1つ目.背中で手を合わせる
2つ目.両手、両肘を合わせて、顎の高さまで肘を上にあげる。
3つ目.背中で上下から手を繋ぐ
肩甲骨のストレッチ
肩甲骨まわし
両手を両肩に乗せる。そのまま肘で左右に円を描くようにしてできる範囲でゆっくり回していく。可能なら肘が前に来たときに両肘がくっつくようにします。
前回しと後ろ回しを各5回2セットほど行う。
肩甲骨と胸のストレッチ
両手を肩の高さまで前に上げていく。
そのまま両手をまっすぐ前に伸ばしていき、背中を丸めていく。
無理のない範囲で伸びたら10秒キープする。
一度体を起こし、後ろで手を組みそのまま上へあげていきながら肩甲骨を寄せていき、10秒キープする。
これを2セット行う。
まとめ
肩甲骨の動きが変わることで体の状態が大きく変わることがあります。
自分の肩甲骨の動きが悪いと思った方は、肩甲骨のストレッチを行いお身体を変えてみましょう。
そうすると生活がガラッと変わるかもしれません。