皆さん、こんにちは!滋賀県野洲市にあります、健スマ整骨院の施術師 立入です。
みなさんは、日本人が抱える身体の悩みで一番多いものは何かご存知ですか?
実は、「腰痛」なんです。腰痛は日本の国民生活病になっています。
2年に1度行われる国民生活基礎調査というものの結果では、腰痛の有訴者率(病気や怪我等で自覚症状のある人の割合)が首位の座を保っているのです。
腰痛を持っている人口が最も少ない愛媛県では、ストレス度が低く、幸福度が高くなっています。つまり腰痛がなくなることで、日本人の幸福度が高まることがわかります。
日本人が幸せに生きるためにも、腰痛はしっかり向き合っていかなければいけない問題です。
なので今回は特に筋肉に問題のある腰痛についてお伝えしたいと思います。
腰痛の原因と筋肉
腰方形筋
腰方形筋は骨盤から腰椎(腰の背骨)に付着する身体の後ろ側にある筋肉です。
<この筋肉が痛んでしまうと…>
・前屈することが困難になる
・前屈したときに体幹部が伸びたまま
・身体を反ることが困難
・骨盤の左右の高さが変わる
・背中を丸くして座っていると痛くなる
といった症状が出てきます。普段から背中を丸くして座らないように姿勢を心がけることが必要です。
広背筋
この筋肉は非常に面積の広い筋肉で、骨盤から腕にまでかけて付着しています。この筋肉も身体の後ろ側にある筋肉です。
<この筋肉が痛んでしまうと…>
・鏡で見たときに肩の高さが違う
・万歳をしたときに耳の横までつかない
・背中を丸くして座っていると痛む
・つり革に捕まっていると痛い
・身体を前に倒したときに痛む
といった症状が出てきます。
こちらの筋肉も背中を丸くしたときに緊張が強くなってしまうので、普段の姿勢に気をつける必要があります。
脊柱起立筋
この筋肉は背骨に沿うような形で上半身の後ろ側についている、姿勢を支えている筋肉です。
<この筋肉が痛んでしまうと…>
・長時間の座っているのが辛くなる
・身体をそらす時にハリ感や痛みが出てくる
・物を持ち上げたりする動作で痛み
といった症状が出てきます。
この筋肉は目とも関係があり、パソコンなどで目が疲れると脊柱起立筋などの筋肉などへ影響を与えます。
逆にデスクワークなどの際に、背中を丸くすることで起立筋が引っ張られ、その張力が頭部を通じて目の筋肉に影響を与えるので、目に疲れをもたらします。
腰痛ストレッチ
ここからは、腰痛ストレッチをご紹介します。
ストレッチをするにあたって、共通する注意点を先にお伝えします。
- 腰痛を改善するためのストレッチです。痛みが出た場合はすぐ中止してください。
- 各種目10秒を10セットを目安に行ってください。
ストレッチ① お尻、背中のストレッチ
1.仰向けに寝転がります。
2.膝を抱き抱えるようにして背中を丸くします。
ストレッチ② 腰、胸、背中のストレッチ
腰、胸、背中のストレッチ
1.仰向けに寝転がり片膝を立てます。
2.その立てた膝を反対に倒していきます。
3.膝を曲げた方の手を耳の横まで伸ばしていきます。
ストレッチ③ タオルを使った太もも裏のストレッチ
1.バスタオルサイズのタオルを用意します。
2.仰向けになり両膝を立てます。
3.ストレッチしたい方の足の裏にタオルをかけて、そのまま膝を上に向けて伸ばしていきます。
ストレッチ④ 大腿、股関節前、お腹のストレッチ
- うつ伏せで寝転がります。
- 肘を使って上半身を起こします。
- 膝を曲げておしりとかかとを近づけていきます。
まとめ
いかがでしたか?ご自身の腰痛の原因となっていそうな筋肉はお分かりいただけましたか?
ストレッチを通して症状が緩和された方は是非、継続的に行うようにしてください。ストレッチは症状を緩和させる対処療法ですので、しっかり根本的な原因から良くしたいという方は一度ご相談ください。
良くならなかった方は、腰痛の原因が筋肉ではないのかもしれません。神経や関節、骨や内臓からも腰の不調を引き起こすこともあります。どうして腰痛を改善していいのかわからないという方も、お気軽にご相談ください!